ミヤマムギランの深山大観です。
前回落札者が決済出来ないトラブルが生じ、数日待ちましたが改善されないとの事で再出品となります。オマケの追加で写真はこれ以上の追加が出来ませんが、愛人を加えました。
僕の棚から世に出た個体は数知れませんが、ミヤマムギランの会長が１１～１２の銘の候補を考えその中から二人で思考し深山大観と銘名しました。僕が世に出した数は5人です。芸は実に多芸で縞、中斑、中透け、三光斑、色のバラエティー、達磨葉で完全に暗まない一級品です。当時、会長にお譲りしたのが写真⑧です。
出品株は、友達にミヤマムギを全て差し上げたのですがこんなに沢山要らないと返却された中からの出品です。
出品株の出来栄えは良くないです。もちろんオマケもです。
オマケの詳細ですが、①黄金丸：これか発色の良い系統で写真⑩にも紹介されたのと同じ（入手先は今は無き東京美咲園）②猛虎 貧弱ですが仔も出ております。③八咫烏：一般的にカラス葉って流通してますが、画像を見る限り陽を良く取っただけで秋～春先までのアントシアニン（紫色素）で偽物でしょうね！こいつは陽はあまり関係なく、僕は棚下の隅でほったらかしても写真の通りグレーです。ただし新芽が出てない。ネットでの流通なしです。④三光蟲：写真⑦三光斑で良い芸の手前まで行きました。これは10人以上に出してます。写真⑨が当時の見本です。⑤写真は追加できないので残念ですがで愛人（ラマン）地味ですが、葉4枚+新芽１で葉縁に突起が隆起し特徴ある本芸は中斑で僕の銘名品です。⑥同じく写真の塚が出来ないのですが、天晴：僕の銘名品で富貴蘭では大御所中の大御所、兵庫のH氏より譲り受けた紺覆輪が僕の棚にきて紺覆輪の中がオレンジ色に冴えてきてアッパレと云う意味とH氏の富貴蘭で超高級種だった豆葉の覆輪の天晴（てんせい）をかけました。現状、当時の作とは天と地ほど異なっているので、ただの紺覆輪です。写真⑩は園芸JAPAN２０１５の１０月号ですが、会長が解説しており８種中たぶん５種が僕から出た株です。当時から会長の尽力で色々と雑誌などでもミヤマムギランは掲載されておりました。
今回出品にあたり、希少個体はこれから先、山採り個体の出現は難しい状況の中、深山大観は上記説明にある通り、トップ個体とおしゃってました。
オークションは一般的に安価になりやすく、その落札値が基準価格となりやすい傾向があります。将来もっと評価されても良い植物です。僕は身近に沢山友がいる他の植物に専念するので諦めました。また出品株のプラ鉢は２，５号に植え込んでますので、サイズの比較と考えてください。※また植え込みは発送中の荷崩れを考慮した植え方です。ご自身の棚に合った植え込みを行ってください！とても重要な事ですからね！
発送は鉢抜きリサイクル箱使用にて、送料の安いヤフネコにて発送致します。（2022年 6月 19日 10時 00分 追加）※先日、京都ミヤマムギラン会長よりが入り、深山大観について説明を頂きました。会長が作られてから、大型種であり中斑に移行しやすい事が分かったとおっしゃり、また名鑑を作り変える時期が来た時、最上位の三本柱になる事も話しておりました。会長はじめ、嫁いだ方はオークションに出品されてる方ではありません。ミヤマムギランの最高峰とも言える（株は並み以下の作り）希少株が入手できるラストチャンスかと思います。増えは悪くないのであと1年作り込み2年目からは見違える株になると思います。これで、9年くらい前のまだ紅珊瑚の10枚株立ちが25万で落札されてた頃からミヤマムギを５００鉢は軽く超える程、皆さまに落札して頂きましたが最後の出品となります。ただし、お店で良い株があれば入手し出品しるかも…その程度です。ありがとうございました。